※この記事は、8月25日 首相:26日に退陣表明・・・、29日には投開票8月22日 赤旗:民主岡田氏、自民谷垣氏が原発依存を継続・・・【菅首相退任後、私たちに必要な覚悟】に関連しています。

<首相退陣表明>独自スタイル孤立…辞意表明から3カ月
毎日新聞 8月26日(金)22時13分配信
 菅直人首相(64)が26日、正式に退陣を表明した。内閣不信任決議案を葬るために事実上の辞意を口にしてから3カ月。驚異的な粘り腰で窮地に活路を見いだそうとしたが、最後は政権内で孤立を深めた。閣内調整を経ない「脱原発」宣言など市民運動出身者として独自のスタイルで挑んだ政策課題も、多くは道半ばで終わった。【政治部副部長・平田崇浩】
 26日午後2時から国会内で開かれた民主党両院議員総会。菅氏は「やるべきことはやった」と胸を張り、3カ月間の政治空白を生んだことへの反省の弁はなかった。「国民が聞く耳を持たなくなった」ことを退陣理由に挙げた鳩山由紀夫前首相と同様に、責任を明確にしないままの不自然な幕引きだ。

 「大震災、そして原発事故に遭遇したときの内閣総理大臣、このことは歴史の中で消えることはない」

 「歴史の評価」にこだわり続けた菅氏らしく、総会では震災と原発事故の対応にも自負をにじませた。3月15日に東京電力本店に乗り込み、福島第1原発からの撤退を阻止したこと、さらに「脱原発依存」へとかじを切ったことを評価する声はある。ただ、全体の震災対応が適切だったかどうかは、今後の検証を待つ必要がある

 23日の参院財政金融委員会では「何か間違ったことをやったから責任を取るということは全くない」と引責辞任を強く否定した。では、なぜ退陣するのか。菅氏は「党内に向けての約束を果たすこと」と説明した。民主党の分裂回避という内向きの理由で首相ポストの取引に応じたことを認めた形になる。

 この3カ月間、国会では「首相が辞めるかどうか」が最大の焦点だった。赤字国債を発行するための特例公債法や再生可能エネルギー固定価格買い取り法も、与野党の駆け引き材料となった。延命意欲を隠さない菅氏には「詐欺師」などの罵詈(ばり)雑言が飛び交い、政治の劣化を印象づけた。

 「どうしてもやりたいことがあるなら、そのために身を捨ててでもやるとはっきり言った方が国民の理解も得られるのではないか」

 通常国会の延長期間を巡って政権内が混乱した6月、民主党の岡田克也幹事長は菅氏に苦言を呈した。政策の実現や、緊急の震災対応ではなく、政権維持自体が菅氏の主目的ではないかとの疑念が、政界にまん延していたためだ。

 6月2日の不信任案採決時に、鳩山氏と玉虫色の「確認書」を交わしていなければ、決議の可否にかかわらず、小沢一郎元代表との党内闘争に一つの区切りをつけていた可能性がある。今、党代表選で再び「親小沢」対「反小沢」が繰り返されていることは、菅氏の判断ミスを物語る。

 「イラ菅」に怒鳴りつけられることの多かった官僚側からは「自分に責任が生じる話になると、がぜん詰めてくる」とのぼやきも聞かれた。最後は内閣支持率15%を記録するほど国民の支持を失い、在任1年3カ月で政権を去ることになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110826-00000114-mai-pol 

「海江田氏なら政治前進」=小沢氏、女性議員と会食
時事通信 8月27日(土)0時45分配信

 民主党の小沢一郎元代表は26日夜、都内のイタリア料理店で、三宅雪子衆院議員、谷亮子参院議員ら自身を支持する女性議員約15人と会食した。出席者によると、小沢氏は党代表選で海江田万里経済産業相を支援する方針を決めたことを説明。「(海江田氏なら)どんどん政治が前に進む。国民の生活に直結する政策をやってくれる。決して諦めることなくマニフェスト(政権公約)を実現する努力を重ねていける」と強調した。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000005-jij-pol

菅首相が退陣表明をしました。
ライブで見ていましたが、江川紹子さんの質問が一番印象に残っています。
質問:「原発に依存しない社会」について、圧力はあったか?
回答:浜岡原発運転停止を要請した後、圧力が強まったのではないかという指摘をいただいたが、これは感覚的だから、かくたる証拠はないが、厳しい指摘や状況がより強まったということはひしひしと感じていた。

このことは、8月20日【内容起こし】岩上安身×飯田哲也×岩井俊二×松田美由紀 in 小田原ウォーク【その①】の中で飯田さんが詳しく話されています。是非一度ごらんになってみてください。


そして、夕方になって入ってきた小沢一郎氏の海江田大臣支援のニュース。
これには、脱力感というより、絶望感と言ったほうがいいでしょうか。もう受け入れがたい現実です。

海江田さんがただの傀儡になりさがるのか、それとも今までのように原発推進でいくのか、いずれにせよ結果は同じような気がします。小沢派の方々が一致団結でまとまって支持するかどうかはわかりませんが、これで前原氏と海江田氏の一騎打ちの様相を呈してきました。

苦しい時期になりそうです。

失礼します。

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