※この記事は、
8月18日 事故調検委:保安院、4月海洋放出の海外通報思いつかず、放水開始1h前にIAEAへメール・・・
8月18日 事故調検委:保安院、2010年新潟での避難訓練で複合事故想定をやめるよう助言・・・
8月17日 事故調検委:水素爆発予測できず、ベント手順書もなし【毎日新聞のヒアリングメモ】
に関連しています。

福島第1原発:事故調委員長が会見 延べ126人から聴取
毎日新聞 2011年8月23日 20時34分 更新:8月23日 21時44分
 東京電力福島第1原発事故の原因究明などを担う政府の「事故調査・検証委員会」の畑村洋太郎委員長は23日、東京都内で記者会見し、これまでに東電や政府関係者ら延べ126人から約300時間にわたって事情を聴いたことを明らかにした。聴取を拒否した人はおらず、「手応えはいい」と調査が順調に進んでいるとの認識を示した。【奥山智己】
 畑村氏によると、聴取は7月上旬から開始。「事故原因等調査チーム」は、福島第1原発の被害実態や現場での意思決定過程の状況を解明するため、東電から関連資料の提出を受け、放射性物質の大量放出を招いた水素爆発に至る経緯などについて、吉田昌郎所長ら同原発担当者23人から計140時間ほど聴取。吉田所長本人からは4回計19時間かけて事情を聴いた
 「被害拡大防止対策等検証チーム」は、「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)の活用状況や低濃度放射性汚染水の海洋放出の経緯などについて聴取。「社会システム等検証チーム」はシビアアクシデント(過酷事故)や津波対策に関して聴取を進めている。しかし、聴取内容については「事実として確定していないので現時点では公表しない」とした。
 今後は津波や過酷事故対策以外についても調査を実施。東電本店関係者や菅直人首相ら政府関係者へのヒアリングを進める方針だ。次回の委員会は9月27日に開催される。
http://mainichi.jp/select/today/news/20110824k0000m040078000c.html

【動画】8/23 福島第1原発における事故調査・検証委員会 畑村洋太郎委員長 記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv61205020  (01:14:00)

できれば、この会見の内容を起こしたいと思っています。

【起こし追記】8月24日
(畑村氏)
今日は、こうやって記者会見ができるようになりましたが、先週の金曜日に記者会見をするはずだったのが、できなくなってしまって、本当はこうやって皆取材に集まっていただいたのに、大変迷惑を掛けて申し訳ありませんでした。
今日ようやくできるようになりました。

それで、この事故調査・検証委員会が前回やってから40日か45日経つ間、いろんな情報発信ができていないので、これまでの間にどんなことをやってきて、何がすすんだかというのをお話しようと思って、今日はお集まりいただきました。

まず、いくつかにわけて話をしていきますと、先月の8日の第2回の委員会で今後の検証作業にむけてどういう事項について調査をするかを決め、ヒアリングの方法や資料の取り扱いなど、調査を行うための基本ルールを決めました。そして、その後、主として事務局において、精力的に調査を行っています。
現時点、今日で、1ヶ月半になります。
様々な関係者のヒアリングなどを行っているところで、まだ調査によって判明した正確な事実などというものを公表できる段階ではありません。
しかし、現段階で調査がどんなふうに進んでいるかの、おおよその状況について説明する必要があると思って、今日ここにご参集いただきました。
まず、ヒアリングの状況です。
本日時点で、各調査チームの合計で、延べ126人の関係者から聴取しており、総聴取時間は概算で300時間に登っています。いずれも、非公開で実施しており、多くは事務局の調査チームがヒアリングを行っておりますが、委員や技術顧問と事務局が共同で行ったものもあります。
次にどのような人からヒアリングをしているかについては、名前は基本的にはお話できません。個人の特定に繋がらない範囲での説明とさせていただきます。また、ヒアリングの内容については、おおまかな聴取事項のみお話し、説明内容にわたる事柄については、事実として確定したものでなく、まだしておりませんので、現時点では控えさせていただきます。
いくつかのチームがあるわけですが、まず、社会システム等の検証チームにおいては、まずは「津波対策が十分であったか」、それから「シビアアクシデントの対策が十分であったか」について、解明をすすめることにしていますが、津波対策については、これまでの津波研究や津波に対するリスク認知の経緯、津波対策の経過、原子力発電所における津波対策の経緯、東京電力における津波対策の経緯等について、津波の研究者、規制当局の関係者、それから事業者側の津波対策関係者等から順次ヒアリングを行っています。
津波想定については、平成14年に土木学会原子力土木委員会津波評価部会で取りまとめられました原子力発電所の津波評価技術が用いられてきましたが、その評価方法が適当であったか、その取りまとめの経緯等について調査をしています。さらに、平成18年に原子力安全委員会が改定した耐震設計指針の改定作業における津波についての検討経緯等も調査しています。
シビアアクシデント対策については、シビアアクシデント対策の考え方が導入された経緯、その後の考え方や対策の進展状況等について、規制当局の関係者等から順次ヒアリングを行っています。
次に、事故調査等の調査チームです。
ここでは、福島第一原発における被害実態と現場の対処、これについての意思決定過程の状況を解明する必要があることから、東京電力から関係資料の提出を受け、社内における調査・検討の結果について説明を受けると共に、資料を精査した上、まずは福島第一原発の吉田所長以下の原発の担当者から、3月11日の地震以降の原子炉等の状況と、それに対する対応状況について、詳細なヒアリングを行っています。
それと平行して、同チームにおいては、事故前に地震や津波をどう想定し、対策を講じていたかについて、社会システム検証チームと協力しつつ、ヒアリングを行っています。
福島第一原発における事故の実態については、特に関心が高いところでありますので、さらに説明をすると、現時点でヒアリングを行ったのは、同原発担当者など23名であり、ヒアリング時間は合計140時間に登ります。特に吉田所長には、これまで4回、実際に行われたのは7月22日、29日、8月の8日、9日、これに渡りまして合計19時間のヒアリングに応じていただいており、繁忙を極める中最大限の協力をいただいております。これに感謝を表したいと思います。
吉田所長のヒアリングには、私も2度参加しており、説明内容については今、ここで差し控えますが、全ての質問に素直にお答えいただいていると感じています。また質問事項の詳細については、ここではお話しませんが、基本的に地震発生以降の時系列に従って、1号機から4号機で生じた事象について、順を追って記憶を喚起してもらいながら説明してもらっています。炉の損傷状況についての認識、注水の状況、ベントの状況、水素爆発の状況等についても、当然聞いております。
次に、被害拡大防止対策等の検証チームにおいては、地震と原子力発電所事故の同時発生を想定した避難訓練の実施の有無やその経緯、今回の事故後の避難指示のプロセスやその適否、環境モニタリングの実施やSPEEDIの活用状況、特に本件事故発生直後に国民に対してSPEEDIの情報が提供されなかった経緯、被曝の線量限度に関する議論など、住民や作業員の被曝に関する対応、汚染された農畜産物に対する対応、4月4日の汚染水海洋放出の経緯や、通報の遅れの原因、国の内外が求める情報でありながら適切に提供されなかったものの有無と経緯、外国政府・機関との連携状況等といった広範な事柄について、関係省庁、関係地方自治体、東京電力関係者から順次ヒアリングを進めており、ヒアリング実施者は、同チームだけで89人、約135時間に登っており、なお相当な人数のヒアリングが必要であります。
当委員会においては、引き続き調査を精力的に進めており、事故への対処や被害拡大のための対処については、今後東電本店の関係者や政府関係者についてもヒアリングを進めていくことにしております。
今後、9月27日の第3回の委員会で、調査状況について委員会として報告を受ける予定です。
同委員会を公開で行うか、非公開で行うかについては、なお検討中です。
非公開で行う場合は、公表できる内容はその後できるだけ早い時期に公表することとしたいと考えております。
なお、7月8日の第2回の会合以降、7月15日に東海第二、8月5日に女川の各原子力発電所、それから8月19日に原町の火力発電所の視察を行いました。今後も9月9日に浜岡、10月14日に柏崎刈羽の各原子力発電所の視察を行う予定としています。
以上がみなさんにお話、お伝えする内容です。

【13:00頃~質疑開始】追ってUPします。

ひとまず失礼します。

にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ
にほんブログ村