※この記事は、
8月19日 文科省:警戒区域の積算線量を初公開【1日16時間は屋内滞在と仮定】
8月20日 政府、首相謝罪へ:高濃度汚染地域、長期住めないと判断【やっと・・・、そして・・・】

8月21日 細野担当相:3km圏内一時帰宅は予定通り実施、平野復興相:長期避難住民に災害住宅を
に関連しています。


今日もたねまきジャーナルを聞くことが出来ました。
ここ数日、国を恨む気持ちがものすごく大きくなってきていて、なんとか必死でそれを押さえつけようとしていますが、なかなか難しいです。
『憎悪』に取り込まれてしまったら、負けだと思うので、なんとか頑張ります。

では、どうぞ。

20110822 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章



【以下、時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】

今のニュースでもお伝えしたが、事故発生から1年間で福島第一原発に近い地域でどれだけの放射線量を積算、だんだん溜まっていって、受けるかという推計の値が初めて文部科学省から発表された。
その中には、3km地点だが、大熊町のある場所で、508mSvという数値が出ております。これは、どれくらいすごい、すごいんだろうなと思うんですが、コレどれくらいすごい意味を持っている数値でしょうか?
(小出氏)そうですね・・・。私は京都大学原子炉実験所で働いていて、普通の皆さんとは違って、放射線を取り扱うことで、給料をもらっているということで、1年間に20mSvまでは我慢しろと言われている人間。
その私から比べて、またその25倍を我慢しろというくらいの被曝量です。

これは、確か一般人は、年間1mSvまでですよね。ということは、500倍というか、500年分とも言えますよね。
(小出氏)そのとおりです。

この500年分って、でっかすぎて私にはもう、その意味がよくわからない。
(小出氏)本当にひどい話だと思う。

この発表がなんで今なんだろうか?と思う。これは今にならないとわからないものか?
(小出氏)いいえ。もうとっくに判っていた。

大体何月頃に判って、できるだけ早く皆さんにお伝えしようとしたら、何月頃に発表できるものだった?
(小出氏)もう3月中にはわかっていた。

あ、3月中には計算できるものなんですね。何で今なんですか?
(小出氏)言いたくなかったでんしょうね。

言いたくなかったって。
平野さん、何で今なんですか?
(平野氏)いや、隠してた・・・理由は、要するにパニックを起こしたくないという理由だったんでしょうけど、これは政治が逃げてるということで、自分たちの都合で隠したということですよね。
(小出氏)そうです。

(平野氏)だから、避難地域の人たちも、いち早く・・・、先生、これ20kmだけでやるんじゃなくて、30km、50km、もっともっと同心円じゃなくて、調査すれば、同じくらいの数値が、広がる地域があるのではないか?
(小出氏)そうです。一年で積算で500mSv ということは、そんなに強いところは広くはないと思うが、一年の被曝で20mSvという私のようなごく特殊な人間にしか許さないといって決めた基準が、多分50km先の飯館村までが含まれている。

今回は、警戒区域、半径20km圏内の50の地点を調べている。
こんな程度の調査でいいんですか?50地点っていうのはどうか?
(小出氏)別にかまわない。要するにもう判っている。もう全て汚染の程度は把握されていて、私から見れば、少なくとも50km離れた飯舘村までは、到底人が戻れるようなレベルではない。

でも、細野原発担当大臣は、ついこの間おっしゃっていた。
「国を挙げて除染に取り組む。そして戻れる方には戻ってもらう」
という話でしたよね。
(小出氏)除染はできない。

「除染はできない」とはどういう意味か?
(小出氏)たとえば、小学校の校庭だとか、幼稚園の園庭とかの土を剥ぐことはできる。しかし、森林の土を剥ぎ取ることはできないし、野原や田畑の土を剥ぎ取ることもできない。
基本的には、もう除染というものはできないと思うしかないと私は思う。

除染は、今おっしゃった中でいうと、半径50km圏内?
(小出氏)半径ではなくて、要するに風下に含まれてしまった地域。
だから、半径20kmの圏内であっても、風下に含まれなかった地域は、1年間に20mSvには達しないというところはある。
しかし、20mSvなんていうことを許すこと自身が法律違反。国が犯罪を犯すということを言っているわけです。

たとえば、4mSvと低い値もあるというような見方もあると思う。でも、もともと4mSvが引くわけではないですよね。
(小出氏)ありません。国は普通の人は1mSV以上被曝をさせてはいけないという法律を作って、それに違反したものを罰するとしてこれまでやってきた。
その国が率先して法律をやぶって、犯罪を犯そうとしている。

ただ、リスナーからこういう一句くださっている。
『いまごろに なってやっぱり 駄目という』
つまり、もう戻れるかもしれないというような淡い期待だけを持たせて、今度は最低10年帰れない所もあるという話になってきている。
(小出氏)はい。最低ではない。何十年、100年、200年という単位で帰れない。

では人間の一生から見たらずっと帰れない?
(小出氏)人間から見れば、一生です。

でも、そのことを国が言いませんやん!
いかにも何年かしたら帰れそうですし、早い人はもう9月には帰れそうではないですか?
(小出氏)はい。汚い国だと私は思う。

でも、本当にもしどこかの地域を除染して、帰れるということで帰してしまう可能性もありますよね。国は。近いうちに。
(小出氏)判りません。それをもし、国がやるというなら、国会議員の方皆さんそこに住んでほしいと思う。

そうですよね・・・・。
これ、例えばチェルノブイリの場合をみれば、いろいろ比較できるかと思うが、チェルノブイリだとどうなんでしょうか?
(小出氏)1平方キロメートル/年あたり、15キュリーという汚染を受けたところを、全員避難させた。

15キュリーってどれくらい?私たちのわかる値でちょっと。
(小出氏)1平方メートルあたりに換算して、55万ベクレルだと思う。

55万ベクレルというと・・・
(小出氏)数値ではわからないと思うが、要するに私が先ほどから言っている飯館村が含まれる範囲。

なるほど。
それは、もうチェルノブイリの場合は、25年かかっても帰れないですね。
(小出氏)帰れない。そうです。

そのことをもちろん国は判った上ですわね・・・
(小出氏)もちろんです。

(平野氏)先生、あの菅総理大臣が27日にこういう厳しい状況を現地にいって説明するということを言っているが、この時もし帰れないのであれば、帰れない人たちの生活の基盤というものをどうするかということを、国の責任で明確に言うべきですよね。例えば住宅一つにとっても。
(小出氏)もちろんそうです。私はもっとずっと早くにそのことを国が言って、避難所なんかに押し込めておくのではなくて、早く避難している人たちの生活をもっと別の形で復興できる形にしなければいけなかったと、私は思うが、何もしないまま、今になって「帰れません」ということを言うわけだし、それも未だに3kmというようなことを言おうとしている。それも10年という数字を言う。
本当に信じがたい政府だと私は思う。

今回、原発の周辺の地域を国が借り上げをしようという話になってきている。
その地域が今おっしゃった恐らく3km圏内、あるいは少し出た地域でも継続して高い放射線量が計測される地域を借り上げようという話の方向のようです。
これでは、じゃあ小出先生は全然足りないということでしょうか?
(小出氏)全然足りないし、少なくともチェルノブイリの基準を当てはめるのであれば、風下に入ってしまった50km先の飯舘村ももちろんやらなければいけないし、日本が法治国家だというのであれば、はるかに広大な面積を買い上げなければいけない。

先ほど除染は無理だとおっしゃったが、まぁ警戒区域の中で除染をして、暮らせると小出さんから見て思われる地域って、ある?
(小出氏)えー、申し訳ないが、私は先ほどから除染は無理だと言っている。
本当にだから、子どもたちが集中的に遊ぶ場所とかは、必ず私は除染しなければいけないと思うが、それは所謂地域、市町村ということから言えば、本当に限られたところしか除染はできない。ほとんどのものは所謂、野原、山林、田畑というものは、除染などしたらば、土が死んでしまうわけだし、その土を持っていく場所もないので、除染はできないと思っていただいていいと思う。

しつこく伺って失礼しました。
ありがとうございました。

【以上】

『憎悪』に負けてはいけない・・・。

失礼します。

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