※この記事は、8月9日 京都:送り火の薪、一転燃やすことに・・・。【五山の送り火の意味】の続報です。


まきに放射性物質 送り火断念
NHKニュース 8月12日 17時42分  
京都の大文字の送り火で、東日本大震災の被災地から取り寄せた松の木を燃やす計画が放射性物質への不安の声から、いったん中止になった問題について、京都市は、12日、岩手県の陸前高田市から新たに取り寄せたまきから放射性物質が検出され、送り火で燃やす計画を断念したと発表しました。

この問題は、今月16日の京都の大文字の送り火で、保存会が進めていた岩手県陸前高田市の松の木を燃やす計画が、放射性物質への不安の声から中止されたもので、市民などから多数批判の声が上がったことから京都市は新たに松の木を取り寄せ、保存会の連合会に対し送り火で燃やすよう要請しました。これを受けて、陸前高田市からは、11日、新たにまき500本が届けられて準備が進められていましたが、京都市が、民間の検査機関に委託し、まきを調べたところ、皮の部分から、放射性のセシウム134が1キログラム当たり542ベクレル、またセシウム137も588ベクレル検出されたということです。このため、京都市では保存会と協議し、被災地からのまきを送り火で燃やす計画を断念したと発表しました。この問題を巡っては、最初に送られてきたまきからは放射性物質が検出されておらず、いったん中止を決定した大文字の送り火の保存会を含む5つの保存会の連合会が、京都市の要請に応じ、被災地のまきを燃やすことを11日までに了承したばかりでした。

岩手県陸前高田市の戸羽太市長は、記者会見で「せっかくの好意はありがたかったが、こうした事態になってしまったのは非常に遺憾だ。放射性物質の問題は陸前高田市だけの問題にとどまらず、被災地全体の心配につながってしまう。このように話題にせざるをえないこと自体が残念だ」と述べました。

京都市の門川大作市長は「誠に残念な結果になった。陸前高田市の皆さんや、今回の計画にご尽力をいただいた多くの方々におわび申し上げ、陸前高田市とも相談しておわびしに行きたい」と述べました。そのうえで「まきは屋外で野積みされ、泥もかぶっていたから放射性物質が検出されたもので、被災地の産品が汚染されていることを示しているものではない」と述べました。一方、放射性物質が検出された皮の部分を取り除いて燃やせばいいのではないかという質問に対し、門川市長は「放射性物質が検出されれば燃やさないという前提だった」と説明しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110812/k10014878261000.html

そうですか。
出てしまった以上は、燃やさないのが正常な判断だと思います。

送り火で燃やさなくても、別の方法で慰霊はできると思います。

五山の送り火・・・、今年も京都で見ることができませんが、遠方よりそっとお見送りさせていただきます。

失礼します。
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