関電の原発7基再稼働「差し止めを」 大津地裁に仮処分申請
(中日新聞)2011年8月3日 02時36分

 福井県内にある定期点検中の関西電力の原発7基をめぐり、東京電力福島第1原発事故と同様の事故が起きる危険があるとして、滋賀県内の住民ら計168人が2日、関電に7基を再稼働させないよう求める仮処分を大津地裁に申し立てた。年内にも運転差し止め、再稼働禁止を求めて本訴する方針

 弁護団によると、東日本大震災以降、原発立地県以外の住民が中心となり、再稼働差し止めの仮処分を申請したのは全国で初めて

 住民らは「原発事故で国の安全審査指針類や技術基準の欠陥は明らか」と主張。その上で「現行指針や基準を前提とする定期検査を受けても適法な定期検査を受けたことにはならない」と再稼働の違法性を訴えている

 住民は原発の老朽化、津波対策の不備も指摘し「再稼働が迫っており、大地震が襲って取り返しのつかない被害を受ける恐れがある。京阪神の水がめである琵琶湖が汚染されれば、その健康被害は計りしれない」と説明する。住民の内訳は滋賀県156人、福井県1人、大阪府5人、京都府6人。

 申し立て対象は、美浜原発1、3号、大飯原発1、3、4号、高浜原発1、4号の7基

 弁護団には、石川県志賀町の北陸電力志賀原発2号機の差し止め訴訟で2006年3月、金沢地裁の裁判長として「運転差し止め」の判決を言い渡した元裁判官井戸謙一さん(57)=滋賀弁護士会=も参加。「福島の原発事故の原因が解明され、各種安全指針が改定され、原発のチェックが行われるのでなければ、第2、第3の福島が起こる具体的危険がある」と指摘した。

 関電は「申し立ての中身を承知していないので回答を差し控える」とコメントしている。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011080390023537.html

すごい!
ありがとうございます!!!
こういう行動力のある方々のおかげで、恐らく進んでいく中でいろいろな問題が指摘されていくと思います。裁判となれば、費用や労力が計り知れないかと思いますが、今このタイミングで仮処分申請をしていただけるのは、とても心強い!

続報を待ちます。

失礼します。
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