※この記事は、8月1日 東電:10Sv/時の放射線量を測定・・・【発表への姿勢】に関連しています。

今日もたねまきジャーナルをオンタイムで聞くことができたので、内容をUPします。

20110801 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

【時間のない方のために、内容を起こしています。ご参考まで】

まず、福島第一原発1号機2号機の原子炉建屋の間にある屋外の排気筒の下の部分で恐らく高いと申し上げるのがいいのではないかと思う。高い放射線量が測定されたという話。1時間当たり10シーベルト以上の放射線量が測定されたという発表を東電が行った。ちなみに、これは計測器の限界を超えているので、少なくとも10シーベルトということだと思う。この値をどうご覧になるか。
(小出氏)想像を絶する強さですね。

今までミリシーベルトの単位で、いろいろな話を小出先生に伺ってきたことが多かったと思う。この10シーベルト、ミリがつかないということは、1万ミリシーベルトと同じですね?これはどれくらいを意味する数字?
(小出氏)7Sv-10Svの被曝をしてしまうと、人間は死んでしまう。

死ぬとおっしゃるのは、どれくらいの時間をもって死亡にいたるという?
(小出氏)通常は2週間以内で死ぬ。1999年9月30日に茨城県の東海村のJCOというところで、被曝の事故があった。その時には、10Sv、あるいは18Svという被曝をした二人の労働者が生じてしまい、日本の医学会が総出で彼らを助けようとした。その結果、1番たくさん被曝をしたのは大内さんという方だったが、83日間延命されたあげくに、亡くなった。どんなことをしてもやはり助からないということです。

10シーベルト以上の放射線量が測定されたということの原因は、小出先生は何か思い当たられるものはあるか?
(小出氏)通常は考えられない強さなので、私は燃料、所謂使用済み燃料そのものが、どこかそこらに転がっている以外にありえないと思う。

使用済み燃料が転がるとはどういう意味?
(小出氏)私が今可能性があると思うのは、1号機或いは3号機で水素爆発が起きた時に使用済み燃料プールの一部がかなり破損しているはずだと思う。中にあった使用済み核燃料が吹き飛ばされてそこに飛んできたのかな?と今は思った。わからない。私の単なる推測です。

今の・・・。プールが壊れたことによって、使用済み核燃料が吹き飛ばされて、おっしゃるのは、使用済み核燃料がじかに放射能が出ているということでないと、このような高い放射線量はなかなかでないのではないかという意味でいいか?
(小出氏)はい。猛烈な放射性物質がそこにない限りは、1時間あたり10シーベルトという線量にはならない。

それは、確認が容易にできることか?
(小出氏)できない。今例えば作業者の方が、そこの現場で測定をしたと言っている。その人たちが4ミリシーベルトと言った・・・

測定者作業員の被曝量は4ミリシーベルトだったという発表。
(小出氏)でも、1時間あたりというシーベルトの放射線量があるところで、作業者の方が4ミリシーベルトしか被曝していなかったとすれば、せいぜいその場に1秒か2秒しかいられなかったということ。

ほんの一瞬のことですね。1秒か2秒しかいられないくらいの放射線量なんですね。
これは、ちゃんと防護服を着たりマスクをつけたりいろんなことをしていたら、防げるもの?
(小出氏)防げない。防護服やマスクというのは、放射性物質が身体に付着する、或いは放射性物質を身体に吸い込んでしまうということは防げるが、そこにある放射性物質からのガンマ線をさえぎるということには、何の意味もない。

ガンマ線というのは、服なんかは通すんですか?
(小出氏)そうです。鉛のスーツのようなものを着ると、何がしかは防げるが、それでも、今問題になっているのはセシウムというほうしゃせいぶっいつだが、鉛のスーツを着たとしてもほとんど防げないほどのガンマ線なので・・・。

鉛のスーツでも防げないほど?
(小出氏)はい。ものすごい分厚い鉛のスーツは別だが、そんなものを着たら人間は動けない。実質的にはいかなる手段をとっても防げないと思わなければいけない。

これは、10シーベルト以上の放射線量が測定されたという場所には、これ以上今調査に立ち入ることはしないほうがいい?
(小出氏)1秒2秒で4ミリシーベルトになってしまうということだから、まずは、近づくことすらできないと思う。

これは、近づかないと水を入れ続けるという作業もできないと思う。或いは汚染水を除去するという作業にもいろいろ関わってくると思うが、位置関係は・・・?
(小出氏)ただ、その場所は何のために近寄ったんですかね?

わからないんですけど。
(キャスター)これはがれきを撤去した後の放射線量の変化測定していたということだが。

がれきを撤去した後の放射線量?
(キャスター)排気筒というところの下の部分を計測していたということ。

(小出氏)しかし、がれきというのは、そこの場所にあったのを誰かが撤去したということですか?その場所で?

そうですよね。
(キャスター)そうですね。こちらに入っている情報だとそういうことになる。
(小出氏)遠隔操作でがれきを撤去したのであればまだいいが、そこに人がいったのだとすれば、その人たちはものすごい被曝をしたということになると思う。

では、どういう作業をどういう形で人的作業なのかロボットだったのか、作業内容もできるだけ早く私たちは知る必要がありますね。作業員の方を守るためにも。
(小出氏)そうです。作業員の方の被曝が私は心配。

なるほど。
これは、小出先生、10シーベルト以上と聞かれた時、正直どのようなお気持ち抱かれたか?
(小出氏)言葉を失った。

それほどの・・・、被曝、放射線量だということなんですね。?
(小出氏)はい。1Svといっても恐ろしいと思った。1時間当たり1Svなんていう現場があるとしたら、とても近づけないなと思っていたが、今は10Svという数字が出てきた。これは、もう到底人間が行けるような場所ではないし、このままでは何の作業が出来ないと思う。その場所では。

この件に関してすぐにこのデータを知りたいと思われるような、ここの事実を確かめたいということはあるか?
(小出氏)どういう作業ができるかわからないが、遠隔操作でできるのであれば、その場所にどんな物体があるのかを知りたい。

ありがとうございました。
【以上】

失礼します。
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