※この記事は、7月6日 がれき処理:業者委託を認め、国が代行するも、千葉では高濃度すぎて埋め立てできず・・・7月10日 千葉県柏市・群馬県前橋市の焼却灰の状況とひまわりプロジェクトへの懸念6月31日 1都6県での放射性汚泥と焼却灰が3万トンに関連しています。


 限界が迫る、がれきの仮置き場 いわき 
福島民報  (2011/07/19 09:57) 

 東日本大震災の津波で多くの建物が損壊したいわき市の沿岸部でがれきの撤去作業が進んでいる。しかし、仮置き場は満杯に近づきつつある。その後の焼却処理にも多くの課題が待ち受ける。最終処分まで長期化の様相を見せ始めたがれき処理の現状を追った。(いわき支社報道部・永林 祐輝)

 いわき市平豊間地区では今月4日に損壊家屋の解体作業が始まった。柱や壁、コンクリート片などを山積みした市内13カ所の仮置き場はほとんど空きがない状況となっている。市は11日に二カ所増設したが、量は日ごとに増すばかりだ

 「このままでは収容できなくなる」。作業を請け負う建設会社の男性社員(55)は、解体で発生する新たながれきの処理に頭を悩ます。

 経済産業省原子力安全・保安院が5月に市内二カ所の仮置き場で実施した調査で、がれきの放射性セシウム濃度は国の基準を下回った。これを受け、市は平上片寄の北部清掃センターと泉町の南部清掃センターでがれきを焼却する方針を打ち出した

 地域住民の理解を得た上で処理計画を進める考えで、今月7、8の両日、両センターで住民代表を集めた環境対策委員会を開いた。出席者からは住民説明会を開催することや、センター周辺のモニタリング調査地点を増やすよう求める意見が相次いだ。木村徳夫上片寄区長(67)は「処理が進まなければ、いわきの復興が遅れる。しかし、自分だけで判断できる問題ではない」と複雑な事情を明かす。焼却の開始時期は不透明だ。

 焼却灰を埋め立てる最終処分場をどう確保するかも難題。市の担当者は「課題は山積している。早急に処理しなければならないが、(住民の感情を考慮し)慎重に進める必要もある」と対応の難しさを指摘した。

 周辺環境に及ぼす影響への懸念も深まっている。久之浜市民運動場の仮置き場近くに住む男性(73)は、がれきから火災と見間違うほどの白みがかった大量のガスが出ているのを目撃した。「この暑さが続いたら、悪臭が漂いそうだ」と顔をしかめる。

 市は今月、消毒剤などの散布に乗り出したが、膨大ながれきを抱える中で迅速な対応を求める声は強い。
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=0&blockId=9867897&newsMode=article

【福島】県、自治体の判断支援 きょうからモニタリング 焼却灰埋め立て
福島民報(2011/07/19 09:54)   
 福島県は19日から県内の一般廃棄物と産業廃棄物の焼却施設で焼却灰などの放射線モニタリング調査を行い、自治体や事業者が焼却灰の埋め立てが可能かどうか判断できるよう支援する。18日の県災害対策本部会議で示した。

 一般廃棄物焼却施設は双葉地方広域市町村圏組合を除く県内の市町村、組合が管理する22施設・45炉を調査する。産業廃棄物焼却施設は抽出で汚泥三施設、廃油二施設、廃プラスチック一施設、産廃七施設を測定する。

 焼却炉の底にある主灰やばいじんなどの核種濃度を調べ、測定結果に応じて埋め立て、一時保管といった処理方法が判断できるようにする。環境省が示した基準では、焼却処理された廃棄物の灰は一キロ当たり8000ベクレル未満なら埋め立て、超えたものは一時保管するとしている。
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=0&blockId=9867895&newsMode=article

いわき市に限界が近づいているようです・・・。
がれきの放射線も気になりますし、もうどうしたらいいのか・・・。

福島県は、なんとかフォローしようとしてくれていますが、国は助けてくれないのですか・・・?

あまりにも自治体に丸投げすぎではないですか・・・?

失礼します。