被災地で開幕/宮城大会
日刊スポーツ.com [2011年7月9日18時12分]
<高校野球宮城大会>◇9日◇開会式

 宮城大会は、Kスタ宮城で77校が参加し開幕。見守った高校野球ファンに元気な姿を印象付けた。東日本大震災の被害が大きかった東北3県では、福島(13日)、岩手(14日)に先立ち、宮城がスタート。東日本大震災を経験して迎える「特別な夏」で、柴田高の佐藤裕次主将(18)が「勇気や感動を与えられるよう、熱く、元気よく精いっぱい戦うことを誓います」と選手宣誓。震災の犠牲者を悼み、黙とうもささげられた。スコアボードには各参加校から寄せられたメッセージが表示された。

 また、入場行進では、沿岸部で被災した宮城農高、石巻工高、石巻高の3校が、各地からの支援への感謝の言葉や、復興への思いを記した横断幕を掲げて、グラウンドを踏み締めた。

 両手を大きく振り、何も持たずに行進するのが通例だ。だが、宮城県高野連は横断幕などを持ってメッセージを発することを認めた。一部の高校から「各地から受けた支援に対し、感謝を示す機会をつくりたい」という要望を受けて、実現したという。

 宮城農高が掲げたのは「感謝を力に」。ベニヤ板に大きな筆の文字が力強く躍る。津波で校庭や室内練習場が流された。近隣のグラウンドを借りながら、何とか練習を続けている。「支援物資を頂いたり、周りの支援があって野球ができる」。佐藤翼主将(17)の口からは、自然と感謝の言葉があふれる。

 「あきらめない街・石巻!!その力に俺たちはなる!!」。石巻工高が発した文言には、復興への強い思いがにじむ。黒川慎朔主将(17)は「最後まで諦めずに、どんな状況も楽しみたい」と意気込む。

 石巻高の日野裕貴主将(17)は「地元石巻で避難している人たちに、元気と勇気を与えられるプレーがしたい」。ナインは青地に白抜きの「感謝 見せろ石巻魂」という横断幕を持ち、力強く入場した。
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20110709-802498.html

読んでいて涙がこぼれました。
「感謝を力に」
「あきらめない街・石巻!!その力に俺たちはなる!!」
「感謝 見せろ石巻魂」

ありがとう。
あなたたちを支えていきます。

失礼します。