<女性死亡>一時帰宅中、焼身自殺か 福島
毎日新聞 7月1日(金)21時10分配信
 1日午前7時45分ごろ、福島県川俣町山木屋半蔵山で、同所に住む女性(58)が自宅近くの空き地で倒れているのを夫(61)が見つけて119番した。伊達地方消防組合中央消防署南分署員が駆け付けたが、女性は全身に大やけどをしており間もなく死亡が確認された。一帯は計画的避難区域で、同分署によると女性は一時帰宅していた。福島県警は、現場の状況などから焼身自殺の可能性もあるとみて調べている。

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 親類の男性(55)は「昨日(6月30日)は避難先の福島市の土湯温泉から一時帰宅し、草刈りをしていたようだ。5月に電話で話したのが最後。いつもより暗く、自宅を離れることへの不安を口にしていた」と沈痛な表情だった。別の親類の男性(60)は「明るく笑顔の絶えない人で、家族は『原発事故が原因ではないか』と言っていた」と話した。

 同町山木屋地区は東京電力福島第1原発事故後、住民の被ばく放射線量が年間20ミリシーベルトを超えるおそれがあるとして国から計画的避難区域に指定され、5月15日から住民が避難している。【長田舞子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000106-mai-soci


記事にしようか、とても迷いました。
Bochibochiは基本的に自殺は絶対にしてはいけないことだと思っています。
絶対に選んではいけない選択肢の一つ。
残された家族や友人、関係者のことを考えると、とても無責任な行為。

それと同時に、自殺を選ぶ人はその時ほとんど欝状態で、精神的に辛い状態にあることも理解しています。突発的な衝動に駆られてそれを選択する人がほとんどでしょう。

本当であれば、私は自殺はそんなに報道すべきではないと考えています。
その記事をみて、影響を受けてしまう人や、自殺すれば報道してもらえるなどという発想を生みかねないからです。

しかし、今回の原発事故で、何人もの自殺したとみられる方々の記事を見ました。

この現実は、
見なければいけない。
見届けなければいけない。
見送ってあげなければいけない。
そして、そのような人をこれ以上出さないように、残った人間で変えていかなければいけない。

強くそう思います。

今、もう生きる気力もなくて、全部失って、恨むことしかできない方が大勢いらっしゃるのかもしれない。

でも敢えて言います。
死を選ぶくらいなら、思う存分生き抜いて、やれるだけやって、最後に笑って死にましょう。

やれることはまだあるはず。
生きる希望がないなんて思わないでほしい。

あなたが居るだけで、既に誰かの支えになっている。
今、その「誰か」が思い浮かばなくても、いつか必ず出会えます。

その日のためにも、この選択は、決してしないでほしい。

本当に、そう思います。

最後に、亡くなられた方のご冥福を祈って、黙祷します。

・・・失礼します。