今日、もう一度このドキュメンタリーを見ました。
忙しかった旦那に見せる為だったのですが、もう一度見てみました。
木村真三さん(放射性衛生学)と岡野眞治さんの活動をメインで追いかけながら、原発事故発生後の福島の様子をレポートしています。
何度見ても、やっぱり辛い・・・。
【動画追記】
① http://www.dailymotion.com/video/xiup7j_yyyyyyyyyyyyyyyy-part-1-of-5_news
② http://www.dailymotion.com/video/xiuq6k_yyyyyyyyyyyyyyyy-part-2-of-5_news
③ http://www.dailymotion.com/video/xiuthb_yyyyyyyyyyyyyyyy-part-3-of-5_news
④ http://www.dailymotion.com/video/xiuvml_yyyyyyyyyyyyyyyy-part-4-of-5_news
⑤ http://www.dailymotion.com/video/xivdsl_yyyyyyyyyyyyyyyy-part-5-of-5_news
木村さんは、放射線医学研究所でJCO臨界事故調査後、厚労省の研究所へ移り、自主的にチェルノブイリ調査を行うも、今回の事故発生後、職場幹部から自発的調査をしないよう言われ、辞表を提出・・・。今までの研究が一切フィードバックできない窮屈さ。
小林地域で車中300mSV/hを超え測定限界以上。
打ち棄てられた車から120mSV/h
双葉町山田(原発から4kmの地点)でヨウ素131が1億6600万ベクレル/㎡。
セシウムが合計2120万ベクレル/㎡。
浪江町赤宇木集会所に居た方々が、「飯舘村の3倍」と聞いたときの表情。
浪江町の名前を伏せて高濃度汚染を発表しつづけた文科省。
その後も浪江町へ直接は連絡をいれない姿勢。
死んでいく鶏と、それをどうすることもできずに見送った養鶏場のお父さん。
低農薬を売りにしていた農家のおとうさんが「情けない、情けない、全く情けない」
飯舘村で農地を失い、号泣する若い男性。
競走馬を諦めなければならないお父さん。
福島市信夫山の公園で遊んでいる子供たち。その傍で計測された数値3.4mSV/h。
渡利中学校グラウンドで計測された数値が4~4.25mSV/h=現在のチェルノブイリ3km圏と同等の数値
部活動も室内で窓を閉め切って、それでも活動している生徒たち
20mSVを子供に許容することを発表した文科省
郡山市薫小学校の独自の土壌除染とその土の処理でもめる住民の方々同士のぶつかりあい
福島の子供を被ばくから守るネットワークの方々の活動
文科省と原子力安全保安院との20mSVの認識の違い
これら全ての責任の所在はどこにあるのでしょう?
逆に、誰が責任をとれるんですか?
こうなってしまっては、もう誰にもどうしようもない。
失ったものを取り戻すことはできない。
何度見ても、涙が止まらない。
けれど、私たちにできることは、この苦しみを福島や汚染地域の方々だけに押し付けるのではなく、彼らのこれからの生活を全力で支えることだと思います。
これを見せた旦那は、
「この番組を見た後も『原発は必要だ』と言う人はいるのか?」と言っていました。
・・・お願いします。
あなたの周りで、まだこの番組を見ていない方がいたなら、是非教えてあげてください。
そして、伝えてください。
福島やその周辺だけの問題ではないことを・・・。
私たち、国民全員が当事者であることを・・・。
・・・失礼します。