東電、原発作業員の防護服を公開 気密性高く熱中症数人
朝日新聞社 2011年5月28日22時31分
福島第一原発の作業員の服装
福島第一原発の作業員が装着するマスク
福島第一原発の作業員の服装
福島第一原発の作業員が着る服装一式
 東京電力は28日、福島第一原子力発電所の作業員が着る防護服を公開した。全面マスク、ゴム手袋、靴下をはいて全身を覆い、放射性物質を通さないようにしているのがよくわかる。

 防護服をじかに着るのではなく、下にはジャージーを着たり、水色のキャップをかぶったりしている。防護服はポリエチレン製の不織布で作られており、0.5マイクロメートルより大きいちりやほこりは、ほぼ通さないという。

 マスクの両端には活性炭入りのフィルターがある。空気を吸い込むときに放射性物質を吸着させ、体内に取り込まないようにしている。全面マスクはフィルターを取り換えて再利用するが、防護服や手袋は使い捨てだ。

 湿度の高いところでは、防護服の上から、さらに雨がっぱを羽織ることもあるという。ただ、空気を通しにくいから、熱もこもりやすい。

 原発では、この装備で働く作業員が数人ほど熱中症にかかっている。東電は、冷却ベストの準備など暑さ対策を急いでいる。(杉本崇)
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY201105280497.html

作業員の方々が着ていらっしゃる防護服がどのようなものか、ようやく公開されました。
これからの湿気や気温を考えると、想像を絶します。過酷すぎます。でもこれでも外部被ばく全てを防護できないことを考えると、もうどうしていいのかわかりません。
神様がもしいるなら、どうか、彼らにご加護を・・・。

また、5月28日の東電会見で、1号機原子炉建屋に入って作業された方の線量の報告がありました。
水質計取り付けに入った方  Max 3.56mSV  Min 1.7 mSV
地下1階で対流水計測した方 Max 2.33mSV Min 0.99 mSV
3階ホース敷設した方      Max 3.3 mSV  Min 2.6mSV
(いずれも/h)

1号機の原子炉建屋に入ったのは、2回目ですね。
2号機は1回
これから何度被ばくを前提とした建屋内作業をしなければならないのでしょう。

途方もない作業が待っているんでしょうね・・・。

失礼します。