福島県、4町に原発事故連絡せず 緊急回線途絶  
2011/05/13 21:16   【共同通信】

 福島第1原発と第2原発の事故発生直後、福島県が防災計画の対象である周辺6町のうち4町と連絡を取った記録がなく、事故発生や避難指示を伝えていない可能性が高いことが13日分かった。
 放射性物質の影響について正確な情報がないまま、楢葉、広野両町は住民を自主的に避難させた。地震や津波により緊急連絡網が不通となったためで、複合災害を想定しない防災計画の甘さが“本番”で露呈した形だ。
 原発事故などの原子力災害への対応では、体感できない放射性物質や放射線が大きく影響するため、県の地域防災計画や原子力安全委員会の防災指針は、緊急時の「正確で迅速な情報提供」を特に強調している。
 県によると、緊急連絡網は県と原子力災害時に対策本部が置かれ、拠点となるオフサイトセンター、各原発から10キロ圏内のEPZ(防災対策の重点実施地域)の6町などをつなぐ専用デジタル回線で、電話やファクスのほかテレビ会議もできる。
 3月11日の震災直後、センターは非常用電源が落ち回線が不通に。一般電話や携帯電話もかからず、県原子力安全対策課の災害用衛星電話3台のうち1台を東京電力との連絡専用としたため、残りが自治体との主な連絡手段となった。
 県の記録では、午後5時10分、第1原発のある大熊、双葉両町に原子炉の冷却装置の異常を連絡。午後9時前には半径2キロ圏内への県の避難指示も両町に連絡した。だが、ほか4町への連絡の記録は残っていなかった。
 防災計画は経済産業省原子力安全・保安院や事業者が自治体に連絡することも規定。保安院は「県とセンターを通じて避難指示を連絡した」としたがセンターには記録がなく、東電は「ファクス送信後に電話した」としたが、受信が確認できていない自治体も。
 連絡がなかったとみられる4町のうち、第2原発が立地する楢葉町と、同町の南側に隣接する広野町は、テレビ報道などを受け、独自判断で住民避難に踏み切った。
 楢葉町の場合、12日早朝に方針を決め、第2原発から約30キロのいわき市への避難を始めた。町環境防災課は「町民の命を守れるのは役場しかない。危険になる前に呼び掛けた」としている。
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051301000974.html

これは、怖いニュースですよ。
もし、この記録どおりで事実なら、事故発生当初つまり3月11日に、既に津波で冷却装置は喪失されていたにもかかわらず、4町にはその連絡がいっていなかったってことですよね・・・?
報道を見て自主的に避難って・・・・。

どんだけ「独自判断」させるわけ~!!!???

これって、本当に国のやることなんでしょうか。
事故発生当初のパニックは想像できるし、フクイチの現場に残った数十人の方々を思うと、致しかたなかったのかと、一瞬思いますが、いやいや、政府は情報持ってたんでしょうが!
現場から連絡できないんだったら、政府から連絡すればいい話じゃないですか?

臨機応変って言葉知りませんか?

こんな状態でよくもまぁ原発稼動させてるね!!!!(ちょっと怒ってますよ!!!!!)
早急に日本全国の緊急事態マニュアル的なものを見直してほしいです。

またちょっと頭冷やさないと・・・。

本件については、一旦失礼します。