さて、先日強行された低濃度汚染水の自主放出についてお話します。
正直にいって、
「これで日本は国際社会から見放される。終わった・・・。」
と思いました。
それほど重要なことだと思いました。
今は、汚染水を自転車操業的に保管していくしかない状況ですが、その中でも4月4日、なぜか即決されたような印象で、自主放水が決まりました。
今までいろいろなことが後手に回ってきたのに、なぜこれについては迅速に決定がなされたのか、未だに腑に落ちていません。
海洋放出量は計1万393トンで、含まれる放射性物質の総量は約1500億ベクレルであったと発表されています。
量や、濃度の問題ではないのです。
「日本が自らの手で放射性物質を海洋へ放出した」
私は、もはや「天災ではなくなった」という認識になりました。
実際、アメリカの報道(特にCNN)は、
「Japan decided to release over 10,000 tons of low level contaminated water into the sea ON PURPOSE」
と何度も報道。
こちらに居ることが怖くなった瞬間である。
「本当に海へ放棄することが必要だったのか?」
アメリカでも問われています。
さらに、ロシアや韓国など、事前の情報が不十分だとの不満が出ていますね。
結果として、4月11日にM7.4の強い地震が福島を再び襲い、おそらく世界はまた同情的な報道になっていることと思います。
が、しかし、この自主放水はやってはいけないことです。
本当の最後の最後の手段なんです。
「流れてしまっている」のと「意図的に流す」とでは、結果は同じでも、国としては許されないことです。
あんな早い段階で、早々に放出なんてありえない。
こんなことが再び起これば、世界中を敵に回します。
同様のことをおっしゃっている動画を紹介します。
【2011/4/18 CNIC News 後藤政志氏 福島原発解説】
http://www.ustream.tv/recorded/14116053
今までの流れがとてもよくまとまっています。
みなさんも一度よく考えてみてください。
もうぼちぼちいってる場合じゃない。
失礼します。